青空に搖れる街灯

今日に限って、

私はテレビをつけることをためらった。

「見たくない」という意思がそうさせた訳ではない。


8年である。

仕事にや子育てに目まぐるしくて、

正直、この数字の月日が立ったことを実感できないでいる。


1年、

3年、

5年、

時が流れるにつれ、私の心の中で妙な感覚の変化を覚えるのだ。


これは私が少し年齢を重ねてしまったからなのかどうかわからないけれど、

「感覚がぼんやりしてきている」というのが正直な感覚だ。

悲しみも、遣る瀬無い気持ちも、頑張ろう、という気持ちさえも。


日々をただ生きることしか、

人間にはできないのだということ。

妙に気持ちが冷めてしまって……

というよりは、「そういうものだ」と認識をしてしまったのかもしれない。


「また心が壊れてしまったのだろうか?」と自分に問いかけたこともある。

「涙が出ないなんて人間としておかしくないのか?」とも。

私は、ずっとずっと問いかけている。


感情を殺している訳ではない。

ぼんやりと薄れていくこの感覚を嘘をついてまで発信する必要はないのだ。

願わくば、人間味の欠落ではなく老いであって欲しい。


私は、今日のこの日について、

来年は語るのをやめよう。

そう決めた。


Synchronist

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