人生であと何度、人前で歌えるのだろうか。
ふと、帰りの新幹線の中で考えた。
伝えることってなんだろう?
幸せな時間を過ごしながら、
何か少し不満さも残るのは、
たぶん睡眠時間が足りなかったからだ。
睡眠時間という理由をつけたいだけかもしれないけど。
睡眠時間が足りないのに、
あんなに声も出せて歌えたことは、
自分でも少しびっくりした。
2年半ぶりの大阪ライブ。
実家が奈良にない今、
関西方面へ行くというハードルが以前よりやはり高い。
が、今回は何か使命感なるものを感じずにはいられず、
大阪にバンドサポートを連れて行くことにした。
生音を、届けたい。
生音のパワーは違う。
みんなに会いたい。
ただ、ほんとに単純な理由。
なんだか、いっぱいいっぱいで、
周りに細やかに目を向けられるほどの余裕がなく。
みんなのご厚意に甘えまくってしまった。
ありがとうありがとう。
久々に会う人って、ワクワクもするけど、
少し怖いというか、怯えみたいなのもあるの。
それが非常に今回は顕著に出てしまったなぁと。
さらけ出したとも言えるかも。
芝居から遠ざかっていた同期を巻き込み、
私のゼロ地点をみんなに観てもらった気もする。
受け入れる、私は。
自分の弱さ、すべてを。
この写真のメンバーは、不思議なご縁がある。
左前にいるTakakoは、
なんだか私の人生の大事な時に、
ひょっこりと現れて、
何気ないことなんだけど、
心にスコーーーンと一発入れられる言葉をくれる。
彼女すごいねん。
芸大のベーグル差し入れてくれるとか、
あんたどんだけすごいねん。
その後ろにいる、なちは、
私が年齢を理由にして恥ずかしかったものを、
いいよ、いいよ!と褒めちぎっては、
私にトライさせてくれるのだ。
そう、私は飼い主に愛されまくる犬のような気持ちになるのだ。完全自己肯定をせざるを得ない状況になるのだ。
あんたもどんだけすごいねん。
そして店長のあべちゃん。
彼は私の中でパイオニアなのである。
無茶振りだって、出来ようが出来まいが「やる」のである。
それでいて彼はいつも朗らかである。
なぜか朗らかである。
だから彼のお店にはいつも、いろんな人が集まってる。
笑顔最強。
あんたもやっぱりすごいやん。
ピアニストつよぽん。
イベントでは私の舎弟とキャラ付けされてしまったにも関わらず、なんだかんだで細やかに気配りしてくれふ。
私はいつもそれに甘えてしまうのである。
もっと自立しろよおおお私いいいいいいーー!!
彼の弾くSignは、音が歌に寄り添うのである。
音楽は人間性が出てしまうのである。
君はいったいどんだけすごいんだ。
パーカッショニストようちゃん
初めて彼のパーカッションで歌わせてもらったのだけど、奏でる音が「大陸」なんである。
こう、なんていうか、「生き抜いてきた」っていう音がするんである。主観だけど。
彼の奏でるリズムは、グルーヴを作る。
彼のパーカッションで、私の歌はまた変化したなぁと感じる。
ようちゃん、あなたすごいよ。
バンマス&ギタリストちゃんしん
彼は表現の魔法使いだと思っている。
なんでそんな美しい音出すの。
なんでそんな美しい日本語出るの。
なんでそんなお芝居上手いのよ!!!(ジェラシー
新曲メロンパンを聴きながら、いろいろと感情を突き動かされるんである。
同じ曲でも、毎回、彼がアレンジすると人生のように鮮やかに、時にはむせび泣くように音が変わるのだ。
ちゃんしん、やっぱりすごいです。
そして、
そして、
いつも応援してくれる皆様、ご来場してくださった皆様、
私の存在を知ってくれて、歌を聴いてくれるだけで、もうそれだけですごいです。
私の歌で泣いてくれるってどんだけ感受性豊かなんですか!すごいですよぉぉーー!
なんか、こう、今日は昂ってる感じ。
いや、でも、みんなすごいなぁって。
人に支えられて、
ミルノは今日も生きているのだと、
実感させてくれる日でした。
ありがとう。
ありがとう。
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