ATLから寛解したオカンの話①という続き物のブログを書いたことがあります。
このブログ記事は毎週、検索、アクセス数がトップにきます。
それほど、やはりこの病気の治療の難しさと、その患者当人、そして周りの人の不安が大きいのだなぁと思っています。
さて、そんな私のオカンですが、
実は春頃ATLを再発して治療を続けていましたが、
先日、たくさんの大好きな花に囲まれて空に旅立ちました。
オカンは何度か再発をしていて、もう薬が効かなくなっていました。
良くも悪くも免疫細胞の強さというものを思い知らされました。
最期の話はあまりしたくはないのでここでは割愛しますが、
みんなに囲まれて愛されて旅立ちました。
それは美しくしあわせなことです。
仕事やお稽古で会えないままさよならになるかと、
もっと言ってしまえば、葬式にすら参列できないかもと思っていました。
でも、私の周りの人たちの尽力で、
最後に会って話もできましたし、
写真だって家族で撮れたし、
オカンに伝えたいことも全て伝えられました。
ちゃんと告別式でお見送りができたことに、
娘として今は、オカンに感謝するばかりです。
ATLは予後不良の病気です。
それはやっぱり現実で、抗がん剤などでコントロールしていかなければいけませんし、移植の成功率も高いわけではありません。
それでも、
それでも、
本当なら最初は余命5日と言われていたオカンは、
幸運にもはるかに長い間生きることができました。
そして家族揃って見送ることができました。
オカンはやっぱり運が良いのです。
ポジティブに生きてきたオカンへ、
神様からプレゼントをもらったのかもしれません。
ATLのブログ記事を読んでくれた方には、結果的に失望をさせてしまう報告かもしれません。
それでもこんな超ポジティブな生き方をしていた人がいたんだよ、と一つの参考にしてただければと思います。
ATLの人がみんな後ろ向きに生きているわけではないんだと、
そんな風に思ってもらえたらなと。
ブログは消そうかどうか悩んだけど、
やっぱりオカンの「生き方」を読んでもらいたいなぁと、
そう思って残します。
生前、お世話になりました皆さまには感謝申し上げます。
ありがとうございました。
ミルノ純
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