ATLから寛解したオカンの話⑥

ATLから寛解したオカンの話⑤からの続き


無事に通院治療へと移行したオカンですが、

退院してからというもの、

入院中にやりたかったことをとにかくやるべく実行に移しました。


長らくの入院生活だったので、筋力が相当衰えているらしく、

歩いてリハビリしたり…っていうのは普通にあると思うんですけど、


オカン「今日、バイク乗ってイオンにお買い物行ってきた!」


っていう電話が。

もうオカン、ハイテンション。

子供か!!!!


おいおいおいおいおいおいおい。

危なくないのか、オカン。筋力足りないでしょうよ。

娘としては心配でたまらないわけですよ。


それでも久しぶりに、「自分のバイクを運転してお買い物に行く」という、

日常では普通のことがずっとできなかったわけですから、

彼女にとってはとてもとても新鮮な出来事だったのだと思います。


そして通院治療なわけですから、投薬ももちろんあるわけですが、

飲む量の薬が大量で、結構きついステロイドを飲み続けないといけなかったらしく、

「ムーンフェイス」という、顔がパンパンに腫れてまんまるになってしまう副作用が出ていました。

オカンが「もう自分でも誰かわからへんし、私やって気づかれへんw」って言っていました。


それから食欲が出てきたようで(これも薬の副作用)、

10kgほど落ちてしまった体重がほぼほぼもどってしまったそう。

ガリガリの状態よりは、食べられる元気があることの方がいいしね。


そして通院治療をそのまま続けていくはずだったのだけど、

やっぱり免疫関係がとても弱っているらしく、

体内にウイルスが入ってしまっただか何かで、

1、2ヶ月でまた入院になってしまいました。


ただ、再入院の時にすぐ病院に入院できるわけじゃないらしいんです。


オカン「なんかねー、ベッドが満床で空いたら入院みたいなのー」


結構な大病院でもベッドが足りないことってあるのかとびっくりしてしまった。

素人的には「え? それは数日待たされても大丈夫なものなの?」と不安になってしまったりしたのだけど。


ベッドが空くということは、誰かが無事に退院していったか、

もしくは天に召されてしまったかのどちらか。

後者が圧倒的に多いけど、願わくば前者がもっと多くなる未来になりますように。


普通の人なら、通常の免疫力で撃退できるものが、

この病気はそういうわけにもいかず、

ほんの些細な風邪でも命取りだったりします。

ウイルスが体から抜ければまた退院できるとのこと。

大量の薬と、常時マスクでの生活が続く。


季節は秋ももう終わる頃。

私はというと、臨月の時期でもう遠出はできず、

(とは言いつつ、出産2週間前までガンガン仕事してたんだけど)

オカンとはメールや電話で連絡したりする日々。


オカン「年末まで入院しなきゃいけないから、出産は来年にしてよ!!!」

私「そんなん私には決められへんがなーー!!!」


そんなお腹の赤ちゃんがオカンの話を聞いていたのか、

その年のうちにはこの世にでてくることはありませんでした(笑)


ATLから寛解したオカンの話⑦へ続く


ATLから寛解したオカンの話①から読む

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